【2024年版】越境ECおすすめモール5選!選定ポイントも解説

openlogi2024年2月28日  
openlogi2019年12月20日

【2024年版】越境ECおすすめモール5選!選定ポイントも解説

越境EC参入を検討したとき、大手モールの利用と考える事業者様は多いです。せっかくモールを利用して越境ECを始めるのならば、しっかりとリサーチをしてから決めたいところです。

今回は越境ECモールのなかでもおすすめのモールを激選してご紹介します。併せて越境ECの基礎知識やモールを利用するメリットやポイントなども詳しくご紹介します。モールを利用した越境ECを検討している事業者様はぜひ参考にしてください。

越境ECの基礎知識

ここでは越境ECの基礎知識について詳しくご紹介します。まずは越境ECについて知りましょう。

国境をまたいで行う国際的な電子商取引

越境ECとは海外の消費者を相手に国境をまたいでおこなう電子商取引です。国外の消費者をターゲットにするため、販路が大幅に拡げられることが特徴です。

越境ECは日本国外の消費者とやりとりをするため、言語関税など、越えなければいけないハードルが存在します。課題となるところがたくさんあるので、越境ECはややハードルが高く感じるでしょう。しかし事前対策をすることで、難なくハードルを乗り越えることができます。

越境ECの市場規模は拡大中

ここでは越境ECの市場規模についてご紹介します。

現在越境ECの市場規模は年々拡大の一途を辿っています。日本ではまだ馴染みの薄い越境ECですが、海外では越境ECは既に浸透しており、日本の品質の良い商品を手軽に入手できる手段として頻繁に利用されています。

諸外国に越境ECが浸透している理由は複数ありますが、理由のひとつとしてインターネット環境が以前よりも整ったことや、スマートフォンが急速に普及したことが挙げられます。一昔前までは、欲しい商品は自分で足を運んで買い行くのが普通でした。

しかしECやネットショップが安易に使用可能になったことで、ショッピングモールが遠方にある消費者でも手軽に買い物ができるようになりました

また現在、日本国内へのインバウンドが増加していることもあり、日本製品の需要が高まっています。このことも越境ECが拡大している原因として考えられています。

越境ECの市場規模はこれからも拡大していくと予想されます。

越境ECの参入手段は自社ECとモールがある

越境ECを始める方法は「モール」と「自社EC」を利用する方法が挙げられます。

自社ECを立ち上げる

越境ECの手段1つめは自社ECを立ち上げることです。昨今ではネットショップを無料で開くことのできるプラットフォームが増えており、初心者でも気軽にネットショップを開業することが可能です。実際に店舗を構える実店舗はコストも時間もかかってしまいますが、ネットショップなら初期費用を抑えることができるため、低いコストで始められます。

最初は無料のプランで開業し、自社のフェーズに合わせて有料の制作プラットフォームにグレードアップしたり、オプションを付加することができるプラットフォームもあります。

ネットショップでは自社の思い描く雰囲気や商品に合わせた店舗作りができます。しかし集客力はやや弱いため、自社での対策が必須です。

モールに出店する

越境ECの手段2つめはモールです。Amazonや楽天、eBayなど、越境ECに適したモールは国内外問わずたくさんあります。

モールを利用して行う越境ECは、モール自体が有名なため集まるお客様が多く、自社の商品も消費者の目に触れやすいため集客力が高いです。

しかし出品している事業者様は多く、競争が激しいというハードルがあります。モールの集客力に甘えず自社商品のリピーターを獲得する戦略や、自ら集客力を上げていく努力が必要です。

関連記事:
越境ECとは|越境ECの基本や市場規模、メリットやデメリットなどを詳しくご紹介

越境ECでモールを利用するメリット

モールを利用して越境ECを行う方法にはいくつかのメリットが存在します。

ここでは、越境ECでモールを利用するメリットについて詳しくご紹介します。

モールの知名度が高いため集客力が期待できる

越境ECでモールを利用するメリット1つめは、モールの知名度が高いため集客力が期待できることです。

大型の越境ECモールは既に多くの利用者を抱えています。そのため自社の商品や自社の認知度が低くても、ある程度の集客が望めます。

越境EC事業を立ち上げたばかりのときや自社の商品に集客力に期待できない場合は、モールの集客力を利用するのもひとつの方法でしょう。

しかしモールの集客力にばかり頼っていてはいけません。モールの集客力は初めは役に立つかもしれません。しかし自社でも対策をしなければ、集客の維持は難しいでしょう。

自社の商品だからこそ購入したいというお客様やリピーターを獲得するためにも、自社できちんと集客対策を行うことが大切です。

決済や翻訳サービスなど基本的な機能が充実している

越境ECでモールを利用するメリット2つめは、決済や翻訳サービスなど基本的な機能が充実していることです。

日本国内では当たり前ではありますが日本語を使用し、日本の消費者に人気のある決済方法であるクレジットカード払いや代引きなどを用いています、しかし海外の消費者を相手に行う越境ECでは、対象国に合わせた言語と決済方法が必要です。

越境ECモールによっては、海外の消費者向けの決済サービスや翻訳機能が充実しているところもあります。自社でイチからサイトを構築する場合、対象国に合わせたサイトを自作しなければならないため、とても大変です。しかしモールならば、すでにその機能は標準装備されているので苦労することがありません。

決済や翻訳の機能は、越境ECで事業をするときに大切にしたい項目のひとつです。越境EC事業を始める段階でこのサービスが整っているのはモールの強みといえるでしょう。

越境ECでモールを利用するときのポイント

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越境ECでモールを利用するときには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

ここでは越境ECでモールを使用して事業を開始するときに押さえておきたいポイントをご紹介します。

競合他社が多いため戦略を練る必要がある

越境ECでモールを利用するときのポイント1つめは、競合他社が多いため戦略を練る必要があることです。

多くの人が利用するモールですが、その分競合他社も多数利用しています。そのためしっかりとモールで売上を出すための対策をしておかなければ、すぐに競合の他社にお客様を奪われてしまう恐れがあります。

SNSや広告を利用して集客力を高めたりセール期間を設けるなど、競合他社に負けてモールに埋もれないようしっかりと戦略を練りましょう

モールのルールや制限を事前にチェックしよう

越境ECでモールを利用するときのポイント2つめは、モールのルールや制限を事前にチェックすることです。

モールにはそれぞれ出品するときのルール制限事項などがあります。その事項をきちんと確認せずに始めてしまうと、うっかり違反行為をしてしまい出品できなくなってしまうこともあります。

越境ECの事業を新たに始めるときには、事前にしっかりとモールのルールや制限について、今一度よく確認することが大切です。

またモールによってルールや制限が違うように、利用している顧客層も異なります。モールを選ぶときには、自社の商品に合ったターゲットがいるモールを選定することを意識しましょう。

可能な範囲でモールに自社の個性を出そう

越境ECでモールを利用するときのポイント3つめは、可能な範囲でモールに自社の個性を出すことです。

ネットショップでは、自社の雰囲気や商品に合わせてネットショップをデザインすることが可能です。しかしモールはある程度統一された雰囲気があります。その中でも自社の商品や自社の個性を出すことでお客様の目に留まりやすく、自社の商品のアピールにも繋がります。

たくさんの競合相手がいるため、モールといえど自社ならではの色を出すことは大切です。しかしモールにはルールや制限があるため、方法が限られてきます。商品の写真やキャッチコピーを工夫してみたりなど、できる範囲で自社の個性を出すことが大切です。

おすすめの越境ECモール5選

越境ECを行うことができる大型のモールは多数あります。

ここではオススメのモールを5つご紹介します。モールを選定するときの参考にしてください。

中国最大のECモールサイト「天猫(T-Mall)」

おすすめの越境ECモール1つめは「天猫(T-Mall)」です。

天猫は中国でも最大規模のECサイトであり、有名なアリババグループが開設したECモールサイトです。このサイトは中国での利用率が高く、とても集客力が高いことが特徴です。中国の消費者をターゲットに越境ECを行いたいと考えている事業者様は、天猫を利用しようか検討したことがある人も多いでしょう。

天猫は出店するまでの審査がとても厳しいことで有名ですが、その分消費者からの信頼が高いです。そのため天猫で出品しているだけで、消費者から信用してもらえるというメリットもあります。

出店までのハードルは高いですが、集客力と消費者からの信頼の厚さはとても魅力的なECモールサイトといえます。中国を対象国として検討している事業者様は候補のひとつとして考えても良いでしょう。

サポート体制が万全「楽天」

おすすめの越境ECモール2つめは「楽天」です。

日本国内のECでも有名である楽天は、越境ECでも利用することが可能です。国内の企業ということもあり、利用時のサポートが手厚いことが特徴です。越境ECを始めて行うときには分からないことがたくさん発生することが予想されます。質問ができる環境が整っているところは大変嬉しいポイントです。

国内企業のECサイトのため、管理画面が日本語表記です。海外のサイトだとどうしても英語やそのECサイトの母国語になりがちですが、楽天の場合は日本のため言語でつまずいてしまう不安が少ないです。

また、楽天では日本語で制作したサイトを外国語に変換してくれる機能が備わっています。英語、韓国語、繁体字中国語、簡体字中国語の4つに変換してくれるため、韓国や中国語圏をターゲットにしたい事業者様にとって良い環境といえるでしょう。

東南アジアを中心に急成長中「shopee」

おすすめの越境ECモール3つめは「shopee」です。

インドネシアやシンガポールなど、東南アジア圏や台湾をターゲットにして越境ECを行いたいと考えている事業者様にオススメなのが「shopee」です。「shopee」は、ここ数年で東南アジアや台湾の消費者から多く利用されているECサイトで今注目されています。

この地域では日本製品の信頼が厚く、越境ECのターゲットとしても昨今注目をされています。自社で取り扱う商材にもよりますが、ターゲットにする国や地域で迷っている事業者様は、「shopee」のメインターゲットである東南アジアや台湾を視野に入れるのもひとつの方法です。

市場規模の大きさが魅力的「Amazon」

おすすめの越境ECモール4つめは「Amazon」です。

市場規模を重視してECモールを決めたいと考えている事業者様にオススメのECサイトが「Amazon」です。Amazonは世界各国多数の国に向けて商品を販売することができます。必然的に市場規模が大きいため、集客力が望めるところも人気のポイントのひとつです。

Amazonでは店を構える必要がなく、アカウントを登録したら商品を出品するだけなので、手軽に商品を販売することが可能です。また、Amazonでは物流を代行してくれるFBAというサービスも取り扱っているため、業務工程を減らしたいと考えている事業者様にもオススメだといえます。

しかし、商品の配送方法を越境ECでよく使用されるEMSにした場合、関税は受取側になってしまいます。Amazonでは関税の代理支払は受け付けていないため、一度別の倉庫を通過させる必要があります。その時は、弊社オープンロジのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。オープンロジでは、米国Amazon向けのFBA納品も可能です。

複数国を相手に越境ECを行いたいなら「eBay」

おすすめの越境ECモール5つめは「eBay」です。

世界的な知名度が高い「eBay」は、複数国を相手に越境ECを行いたい事業者さまにピッタリです。eBayは日本ではまだ知名度は高くはありませんが、越境ECが広まるにつれ徐々に人気を高めつつあります。

eBayは世界各国で使用している消費者が多く、知名度も高いところも特徴のひとつです。そのため、越境EC初心者の事業者様でも比較的挑戦しやすい環境が整っています。表記は英語ですが、日本向けのサポートも充実しているため、安心して挑戦することが可能です。

eBayは他の越境ECサイトと比べて、お客様との距離が近いことも特徴です。そのため、カスタマー対応は十分に対策を練っておく必要があるでしょう。

関連記事:eBayとは|基本的な使い方と課題、押さえておきたいポイントなどをご紹介

越境ECモールは自社に合った場所を選定しよう!

越境ECのモールは国内に限らず国外にも多数存在します。国内のモールを使用した方が望ましい場合や、国外のモールの方が良いなど、それぞれの事業者様によって異なります。まずは自社の状況や現在のフェーズをしっかりと把握することが肝心です。

大手モールはモール自体に集客力があるため、名の知れていないEC事業者様でもある程度の集客が望めます。ですが、その状況に甘えてはいけません。後々は自社の力で集客ができるように対策をたてる必要があります。

越境ECモールは競合が多く厳しい世界ではありますが、知名度と集客力の強さやサポートが充実している点は魅力的です。モールを利用して越境ECに参入する時には、きちんと未来を見据えた計画をたてましょう。

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オープンロジマガジン 編集部

物流プラットフォーム「オープンロジ」のマーケティングメンバーにて編成。物流のことはもちろん、ネットショップやマーケティングのことなど、EC事業者に役に立つ情報を幅広く発信していきます。

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