ネットショップの仕入れ方法|仕入れを成功させるポイントなど詳しくご紹介

openlogi2023年11月9日  
openlogi2020年1月31日

ネットショップの仕入れ方法|仕入れを成功させるポイントなど詳しくご紹介

ネットショップを運営しようとしている事業者様は、ネットショップの立ち上げ以外に仕入れについて悩む人も多いのではないでしょうか。ネットショップの仕入れ方法は多数あります。そのため自社のニーズに合った仕入れ方法を選択することが大切です。

今回はネットショップの仕入れ方法について、販売商品を仕入れる前準備のポイント成功しているショップの共通点仕入れを成功させるポイントなど、ネットショップの仕入れ方法について詳しくご紹介します。

販売商品を仕入れる前の準備|コンセプトを定め販売商品を決定する

販売商品を仕入れるためには、事前の準備は欠かせません。販売商品についてなにも考えずにただ商品を仕入れてしまえば、売れずに無駄なコストがかかってしまう恐れがあります。

ここでは販売商品を仕入れるための準備について、抑えておきたい内容を詳しくご紹介します。

自社ECのコンセプトを定める

販売商品を仕入れる前の準備として、自社ECのコンセプトを定めることが大切です。

始めに大元となる自社ECのコンセプトをしっかりと定めなければ、どのような商品を仕入れたら良いのかも定めることができません。まずは自社ECをどのようなものにしたいのか、具体的なコンセプトをしっかりと作り上げましょう。

自社ECのコンセプトを明確にすることで、販売商品をスムーズに決めることができる手助けになります。

販売する商品を決めて市場の動向などを調査しておく

自社ECのコンセプトが決定したら、次に決めたいのは販売する商品です。販売商品を決めるときには販売したい商品をある程度絞り、その商品の市場の動向を調査することが必要です。

商品によっては人気があるジャンルで競合他社がたくさん存在するものや、販売するのに許可が必要な場合があります。人気か不人気か、昨今の売れ筋はどのような商品なのか、自社の販売したい商品の市場での動向をきちんとリサーチしておくことで、仕入れ個数や販売戦略を事前に予測を立てられ余剰在庫を抱えるリスクを低減することにも繋がります。

ランニングコストを具体的に算出する

商品を仕入れる前にチェックしておきたい項目にランニングコストがあります。

どれだけ売りたい商品だとしても、採算がとれない商品を販売することは難しいです。自社で販売したいと検討している商品が、どのくらいのランニングコストがかかり、どの程度の利益が発生するのか、商品を仕入れる前に明確な数値を出しておくことが大切です。

仕入れ先によっては、登録料がかかる場所もあります。仕入れる商品だけでなく、仕入れ作業で発生するコストも見逃してはいけません。金額だけを見ると大した額ではないかもしれませんが、商品を仕入れる度にかかってくるランニングコストは売上の額に関わらず発生するため、看過できないものです。

自社ECを行うときは商品を仕入れる前に、きちんとランニングコストについても具体的に算出しておくようにしましょう。

仕入れが成功しているショップの共通点とは|過剰在庫は持たない

ここでは、仕入れが成功しているショップの共通点を詳しくご紹介します。

自信を持って薦めることのできる商品を提供している

仕入れが成功しているショップの共通点1つめは、自信を持って薦めることのできる商品を提供していることです。

事業者が自信をもって提供することで、オススメのポイントやその商品の良いところが伝わります。また自信がある商品は自然と説得力ある宣伝ができるものですし、お客様にその商品の良さを伝えようと意欲があるため、策も次々と出てくるものです。

逆に自信の無い商品を販売しても、販売する自社側のモチベーションは上がりません。商品に対しての熱意を込めることも難しいでしょう。気持ちは目に見えるものではありませんが、商品に対しての自信の無さは不思議とお客様にも伝わります。例えその商品が素晴らしいものだとしてもコンスタントに販売するのは難しいでしょう。

ネットショップで販売する商品は、自信を持ってお客様に薦めることのできる商品を提供することが大切です。

他社との差別化を図ることができる商品がある

仕入れが成功しているショップの共通点2つめは、他社との差別化を図ることができる商品があることです。

販売しようとした商品に既に類似の商品がある場合、自社から販売しても新鮮味が無いため、お客様の気を引くのは難しいです。似ているものを販売してしまうと差別化を図ることができず、お客様を自社ECのリピーターにすることも困難を極めます。

仕入れ商品で他社と差別化を図ることで、自社ECの顧客として定着させることにも繋がります。商品を仕入れるときには、自社の意向以外に他社の動向や市場の状況など、外にも目を向けることを忘れないようにしましょう。

在庫と売上のバランスが良い

仕入れが成功しているショップの共通点3つめは、在庫と売上のバランスが良いことです。

商品を仕入れすぎてしまえば、余剰在庫になります。結果的に商品が長期間保管されてしまい、廃棄することになる場合もあるでしょう。このように余計なコストがかかかってしまうのは、なるべく避けたいものです。

在庫と売上のバランスが取れていれば余計なコストがかかりません。在庫数を適正な数値に保つには、常日頃の在庫回転数をきちんと理解しておくことがポイントとなります。在庫と売上のバランスを常に維持するためにも、在庫の状況は明確に把握しておくようにしましょう。

関連記事:在庫回転率とは|在庫回転率の基本知識や求め方のポイントなど詳しくご紹介

流行にのったトレンド商品がある

仕入れが成功しているショップの共通点4つめは、流行にのったトレンド商品があることです。

自社が自信を持って販売できる商品を揃えることも重要です。時代に沿った流行・トレンドも見逃すことはできません。トレンドの商品は集客力が高く、注目を集めやすいのが特徴です。仕入れが上手な事業者様は、常にトレンドや流行などの世情に詳しい傾向にあります。

自社ECサイトを開設したばかりの頃は、集客に力を入れたいところです。そこでトレンドを押さえた商品を取り扱うことは、集客を高めるひとつの戦略といえます。トレンド・流行は常に変遷していきます。その時々の流行をしっかりとリサーチして掴んでおくことが大切です。

商品を仕入れる方法4選

ここでは商品を仕入れる方法をご紹介します。自社で取り扱う商品の仕入れ方法に迷った時の参考にしてください。

方法1:卸問屋で仕入れる

商品を仕入れる方法1つめは、卸問屋で仕入れることです。

昔ながらの仕入れ方法である卸問屋を使用する方法は、ネットとは違い対面で直接卸問屋と交渉をして商品を仕入れることができるのがメリットといえます。対面で交渉するので会話に時間差が生まれず、スムーズに交渉を進めることができるでしょう。

卸問屋で仕入れる場合には、その卸問屋によっては独自のルールや手続き書類が必要な場合があります。そのため事前に必要なものを準備しておけるように、気になるポイントは前もって問い合わせをしておくと良いでしょう。

なお卸問屋の担当者とはこれから先長く取引を続ける可能性があります。卸価格などの交渉も必要になってくるでしょう。そのためにも、こちらの情報が書かれた名刺を用意しておくことをおすすめします。

卸問屋から直接商品を仕入れたい場合は、まずは卸問屋の雰囲気を知るためにも、その目的の卸問屋に足を運ぶところからスタートしましょう。

方法2:フリマサイトやオークションサイトなどのインターネットサイトから仕入れる

商品を仕入れる方法2つめは、フリマサイトやオークションサイトなどのインターネットサイトから仕入れることです。

卸問屋で商品を仕入れる場合は直接足を運んで交渉をしたりする必要があります。しかしインターネットを介した仕入れ方法なら、自社にいながら手軽に希望した商品を仕入れることが可能です。

ネットを利用する手段と一言で言っても、フリマサイトやオークションサイト、仕入れ専門サイトなど多種の仕入れ方法が存在します。インターネットを使用した方法でポピュラーなものといえば、仕入れ専門サイトを使用することでしょう。

仕入れ専門サイトでは、ジャンルに捉われず商品を扱っているところもあれば、ひとつのジャンルに特化しているサイトもあります。サイトの規模も大きなサイトから小さなサイトまでさまざまです。

色んなサイトをよく見てそれぞれのサイトの特徴を比較し、自社に合ったサイトを見つけましょう。

方法3:メーカーから直接仕入れる

商品を仕入れる方法3つめは、メーカーから直接仕入れることです。

この商品を販売したいと既に決定している場合は、メーカーを調べて直接交渉をして仕入れるという方法もあります。

問い合わせをする前に、自社のECサイトの具体的な情報を聞かれたときにすぐ提示できるよう、事前の準備をしっかりと行っておくことが大切です。仕入れの交渉時にメーカーから質問されたことに対して迅速に応えることができないのは、不信感に繋がります。

情報提供の準備は怠らず、交渉内容に関しては綿密に計画を立てて準備しておきましょう。

方法4:個人ハンドメイド作家から仕入れる

商品を仕入れる方法4つめは、個人ハンドメイド作家から仕入れることです。

自社で販売したい商品がハンドメイド作家の商品の場合、直接交渉をする必要があります。
こちらの方法はメーカーに問い合わせとするときと同様、作家と連絡が取れるツールを使用して交渉します。

もちろん質問をされたときの対応ができるよう、事前の準備は欠かさないようにしましょう。

仕入れを成功させるポイント|最新の情報を常に収集する

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ここでは仕入れを成功させる大切なポイントをご紹介します。

ポイント1:EC市場の最新情報を常に集める

仕入れを成功させるポイント1つめは、EC市場の最新情報を常に集めることです。

EC市場の状況は常に変化していると言っても良いほど、目まぐるしく状況が変わります。

自社ECの運営にも常に最新情報を取り入れたいところです。ネットショップを始める前から情報収集をする工程をしっかりと業務に組み込んでおけば、全体の業務とのバランスも取れるでしょう。

ネットショップを始める前から、EC市場の最新情報を集めることを一業務として入れておくことが肝心です。

ポイント2:仕入れ前の準備を万全にする

仕入れを成功させるポイント2つめは、仕入れ前の準備を万全にすることです。

仕入れにおいて事前の準備は欠かすことのできない重要な項目のひとつです。事前準備の内容は前述した通り、EC市場調査や自社ECのコンセプトの確定です。また運営にかかってくるランニングコストについても考えておく必要があります。

ネットショップ事業は、運営後もやらなければならない作業がたくさんあります。仕入れをする前段階からしっかりと準備を万全に行っておくことでEC・ネットショップの成功に繋がります。

ポイント3:自社にあった仕入れ先を見つける

仕入れを成功させるポイント3つめは、自社にあった仕入れ先を見つけることです。

販売する商品の仕入れ方は多数あります。それぞれの方法にメリットとデメリットがありますが、一概に全てが自社の状態に合致するわけではありません。その方法が自社に合うものか否かしっかりと見極める必要があるでしょう。

きちんと自社にあった仕入れ先から商品を仕入れていない場合、仕入れの作業が手間取り、無駄な時間や人員を消費してしまう可能性があります。

仕入先は、さまざまな仕入れ方法や卸業者を比較して慎重に決定することが肝心です。

オススメの仕入れサイト3選

仕入れ方法のひとつに仕入れサイトを利用する方法があります。仕入れサイトは多数数存在します。

ここではオススメの仕入れサイトを激選してご紹介します。どこの仕入れサイトを利用しようか迷っている事業者様は参考にしてください。

最大級の規模を誇る仕入れサイト「NETSEA」

オススメの仕入れサイト1つめは、「NETSEA」です。

NETSEAは国内の卸売サイトの中でも最大級の規模を誇るサイトです。規模が大きく、ジャンル問わずさまざまな商品がそろっているのが特徴です。また同じ商品でも、さまざまな卸業者と比較ができる点も魅力です。

商品の割引を行っている場合もあるため、なるべくコストを押さえて商品を仕入れたいと考えている事業者様にもオススメのサイトです。

商品一点から仕入れ可能「卸の達人」

オススメの仕入れサイト2つめは、「卸の達人」です。

この仕入れサイトは美容やダイエット・健康雑貨などを専門に扱っています。会員登録は無料で、登録も事業主でなくとも副業として商品を仕入れたい方でも登録することが可能です。

また商品画像や説明はHTMLを提供しているため、そのまま自社のHPに貼り付ければ使用することもできます。

仕入れといえば、たくさんの商品を仕入れなければいけないのではないかと悩んでいる事業者様も多いです。その点、卸の達人では商品を1点から仕入れることができるため、スモールスタートが可能なところもメリットでしょう。

アパレル商品を仕入れるなら「ICHIOKU.NET」

オススメの仕入れサイト3つめは、「ICHIOKU.NET」です。

この仕入れサイトはファッション・アパレル系に強いサイトです。アパレル関係の商品を取り扱いたいと考えている事業者様にオススメです。

商品は韓国やタイ、アメリカやフランスなど、多数の国から仕入れることが可能です。

こちらのサイトは会員登録自体は無料ですることができます。しかし実際に商品の仕入れをするときには料金が発生するため気を付けましょう。

ネットショップの仕入れは事前の情報収集や準備が大切

ネットショップを開設するときはすぐにでも商品を仕入れて販売したいところです。自社のコンセプトや販売先がしっかりと固めることで、計画的に事業をスタートすることができます。

ネットショップを始めるには事前準備と情報収集が欠かせません。きちんと準備をして最新の情報を入手し、万全の状態で販売する商品を選定しましょう。商品の仕入先も妥協してはいけません。仕入れ先の状況や対応方法が、自社のニーズに合致しているか慎重に判断することが大切です。

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オープンロジマガジン 編集部

物流プラットフォーム「オープンロジ」のマーケティングメンバーにて編成。物流のことはもちろん、ネットショップやマーケティングのことなど、EC事業者に役に立つ情報を幅広く発信していきます。

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